【素材：ウレタン樹脂、MDF、硬質塩ビ低発泡板、ミクストメディア 】

モチーフには幸せの象徴である「青い鳥」を選択。青い鳥の物語は「幸せは身近にある」というメッセージを伝えている。
タイトルはフランス語で青い鳥の意。作品のこの姿には、歯車が噛み合い回転するように、針が刻々と時を刻んで
いくように、身近な幸せ＝「日常」の経過を気付かせ日々をかみしめ大切にしよう、という意味が込められている。

「クロックパンク」というジャンルに挑戦した１作目です。歯車はプラスチック製のものを加工し、
それを数種類作って原型としてキャストで複製しています。金属は加工と処理が難しいので、芯材やリベット以外は
すべて木（MDF）や、セルラという名前の硬質塩ビ低発泡板を切り出して作りました。鳥の頭蓋骨、足の骨はIDクレイ
原型のキャスト製です。すべての塗装は基本的に筆塗り。ベースはスプレーで塗装しますが、最終的にはドライブラシで
素材の質感をイメージして表現し、エアブラシなどで汚しを入れながら塗っています。